あの日は確か、男性会員を2人乗せ、車を走らせていた。
どこかでのパーティーに参加する為だ。
車中では、婚活に向け、あーでもない、こーでもないと熱く語り合った。
あれから何ヶ月が過ぎた。
1人はあれから直ぐに、どういう訳か焦点を絞り込み、それに対する私の意見の相違が気に入らず、ラインは既読されなくなった。
もう1人は、あの日の次のパーティーで運命の人と出会った。
その女性は、彼の希望条件とは異なっていたが、とても美しく、優しい…。
そして、この満月の夜に彼はホンキートンクを卒業すると言う電話をくれたのであった。
運命とは皮肉なものだ。
あの日3人で楽しく作戦を立てながら、帰りは反省会をしながら、笑っていたはずなのに、まるっきり明暗を分けてしまう結果になるとは…。
そして、こんな嬉しい夜に、
よりによって、連絡をくれない彼のことを思い出して、寂しい気分になるとは…。
きっとあの辺りが、人生の分岐点。
あの曲がり角の辺りか…。
※写真はジーザスクライシススーパースターより。何故かあのバスを思い出したから。