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ラーメン紀行 凪 (名古屋)

どうしても名古屋で食べなきゃならないと思っていたのが、煮干しラーメン。

凪と言う店は、名古屋駅の驛麺通りと言う、何軒かラーメン店を集めた天井のやたらと低いところにある。

有名だから並んでいる、並んでいる。

しかし、其れ程待つこともなく、並んでいる最中に注文を取ってくれたから、あっと言う間に案内され、スムーズにラーメンが出てきた。

幅の広いまるでワンタン?いや、きしめん?

のしたから、手打ち極太ちぢれ麺が!

スープは流石!

しっかりと煮干しから取ったスープと、煮干し油のミックスで、

良くある、魚粉を投入してるタイプとは一線を画す。

とにかく煮干し。

チャーシューも、アクセントの煮干しの豆板醤掛けみたいなやつも、

平べったい麺も、むしろ要らない。

太麺と煮干しスープは絶妙だった。

しかし、食べながら思ったことは、

きっと昭和30年代の東京あたりのラーメンは、きっとこんな味のラーメンはあったような、

ばあちゃん辺りが食べたなら、

「なんだ、こんなスープならワシにも作れるよ。」とか言って、作ってくれたのではないかななんて、

妙にノスタルジックな気分になった。

今でこそ並ばないと食べれないほとんどに珍しくなってしまった、または、斬新な煮干しスープは、

もしかしたら、ラーメンの原点ではないのだろうか…。

あくまで個人の感想です。