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マフラー 第3話

★この話は第1話、第2話からの続きです。

必ず第1話、第2話を読んでからお読み下さいm(_ _)m

彼の嬉しそうな顔は、あれから30年以上経っても忘れられない。

きっとあの夜の彼には、寒さも吹雪も素敵なものに見えていたのかもしれない。

久しぶりに彼と話をしながら、私はそんなことを想い出していた…。

もちろん、彼には、そんなこと言わなかった。

そして、電話を切ってからも、私は何故かその事から頭を切り替えられずにいた。

彼に暖かさを与えていた、あの彼女は今頃、何処でどうしているのだろう…?

今は誰を暖めているんだろう…?

あの大事なマフラーはどこに行ってしまったんだろう…?

今年の冬は寒いとテレビの天気予報で言ってた。

これを読んでいる、あなたの心を暖めてくれる人は誰ですか…?

もうすぐ寒い寒い冬がやってきます…。

ホンキートンクはあなたからの連絡をお待ちしておりますm(_ _)m