★この話は第1話からの続きです。
必ず第1話を読んでからお読み下さい。
私と聞いた。
「おまえ、寒くないの?」
「えっ?寒くないよ。そんなに寒くない。」
「ウソだろ~、寒くないわけがない。
周りのみんな寒がってるのに、何だその余裕は?」
「そう言われると寒いけど、気にならなかった。」
マフラーか?
彼は首にマフラーを巻いていた。
確かテレビでやってたな。マフラー一つでかなり暖かくなるって。
あれ?それにしてもあんなマフラーしていたっけ?
「おい、そのマフラー…」
すると彼は嬉しそうに、
「あれ?気づいた?気がついちゃった?いや~、○?(彼女)からのプレゼント!もうすぐクリスマスだから!」
ちぇっ、何だ、そう言う事か。
彼は彼女との駅までの帰り道が楽しくて、プレゼントのマフラーが嬉しくて、
寒さなんか気にも留めなかったのだ。
つづく…